はじめに
うつ病って、治そう治そうと焦るともっとひどくなる可能性があって、実際に私がうつ病になって感じたのは、焦ったらダメだということ。焦ると逆効果だし真面目な人が多いから、焦りは禁物。とはいえ、周りの人も心配ですよね。
私は、20歳の頃から30歳前半までうつ病になっていました。理由は、嫌々大学に行って、一人で行動して、気づいたらうつに。
当時は何もやる気が出ないし、家族には心配はかけるし、最悪のことも考えていましたね。
本記事では⬇️
本記事の内容
- うつ病の人に周りができることはあまりない
- うつ病の人がゆっくり休んだ方がいい理由
- うつ病の人がゆっくり休むには?
この記事を読み終えると、うつ病になった人に周りの人ができることを知ることができ、今までどうして接すればいいかわからなかった人が心がスッと軽くなると思います。
本記事を読んで、うつ病になった人とその周りの人が今できることを知ることで、これからの不安を少しでも楽になることができます。
うつ病の人に周りができることはあまりない
結論を先に言うと、うつ病の人の周りの人ができることはあまりない。
一番大切なことは近くで寄り添うことが大事だと思います。
- うつ病になる人とは【10年間うつ病】
- 寄り添うだけ
- 何気ない会話だけする
- 「頑張れ」は禁句
- 決断は後回しにする
うつ病になる人とは【10年間うつ病】
うつ病になる人の特徴は「責任感が強く」「真面目で」「自分に厳しく」「頑張り屋さん」な人が多いですね。
私も、
- 大学に行きたくない→ 大学ぼっちで頑張る→ 3年間続ける→ うつ病になる→ 引きこもる→ 働かない
こんな感じでしたね。
大学を辞めればいいと思っていたけど、「辞めてどうしよう」「親に迷惑かけるなぁ」と思ってそのままずるずる伸ばしていましたね。
そこから、10年ほどずっとうつ状態に。
なので、うつ病になる人は人に頼るのが苦手で真面目な人が多く責任感の強い人がなるので、注意が必要ですね。
寄り添うだけ
周りの人ができることは、寄り添うことだと思ってます。
うつ病になると頑張りたいけど、頑張れないという人がほとんど
なので寄り添うだけ⬇️
- 寄り添うだけ
- 何もしない
- うつ病になる前と同じように
- 評価・否定をしない
- 無理に元気づけない
- そっと寄り添う「聞き役」になる
- 「あなたが大切」と伝える
とはいえ、寄り添う側も疲れちゃうとダメなので、普段通りに接するのが一番。
うつ病になった人も気を遣う人が多いので、心配するのではなく、信用していることだけを感じ取れるだけで大丈夫です。
何気ない会話だけする
周りの人ができることは、重い話よりも何気ない会話を意識すること。
うつになった人は重く受け止めすぎているので、何気ない会話で心を落ち着けさせることが大事。
私も親から「就職はどうするんだ。」「大学辞めてどうするんだ。」「働け。」
当の本人は死にたいくらい悩んでいることが多いので、十分考えています。
なので、周りの人は心配で言ってしまいがちですが、何気ない会話をすることがうつが治るいちばんの近道。
ゆっくり時間をかけることがとても大切なことですね。
「頑張れ」は禁句
周りの人が絶対に言ってはいけない言葉があります。
「頑張れ」です。
なぜ、頑張れなどの励ましがダメかというと⬇️
- すでに限界まで頑張っている
- 自分を責めるきっかけになる
- 気持ちが届かず、孤独感が深まる
かけてはいけない言葉⬇️
- 「頑張って」
- 「元気出して」
- 「気合いでなんとかなるよ」
- 「もっとポジティブに考えてみて」
- 「みんなつらいんだから」
- 「それくらい誰にでもあるよ」
こんな言葉は最悪。
いい言葉のかけ方は⬇️
言葉 | 効果・意味 |
---|---|
「無理しないでね」 | 相手のつらさを尊重し、休むことを肯定する |
「つらいよね」 | 共感を伝えることで、孤独感を和らげる |
「そばにいるよ」 | 孤立感・不安を和らげる安心感を与える |
「話したいときはいつでも聞くよ」 | 話す・話さないの自由を相手に委ねる |
「何もできなくても大丈夫」 | ありのままを受け入れるメッセージになる |
上記のように、「頑張れ」「元気出して」「みんな辛い」などは当の本人は十分わかっていても頑張れないので、注意することが大切。
決断は後回しにする
なるべく、うつになった人は決断を後回しにすることが大事。
今は、普段通りに体力や元気を回復する方が先決。
後回しにする理由⬇️
- 思考力
- 集中力が低下する
- 自己評価が下がっている
- 全てが重大に思える
もしかしたら、逆効果になるかも。
例えば、元気もないしやる気もなかったら⬇️
- 働いても続かない
- 人間関係が嫌になって悪化する
- 自信をなくしてしまう
- 必要のな人間に思えてくる
上記のように、決断はなるべく後回しにするといいでしょう。
元気が出てからゆっくり始めても、遅くないですよ。
うつ病の人がゆっくり休んだ方がいい理由
うつ病の人がゆっくりと休んだ方がいい理由を3つ紹介します。
- 治すには時間がかかる
- 焦ると逆効果
- 気合いでは治らない
治すには時間がかかる
うつ病は、ゆっくり治すのが基本。
なぜなら、私も経験しましたが、焦っても意味がない。
ゆっくり治すのが基本⬇️
- まずは「休むこと」を最優先に
- 心も体もエネルギー切れ
- 生活リズムを少しずつ整える
- 思考をゆるめる練習
- 信頼できる人に「少しだけ話す」
- 回復には“波”があると知る
壊すのは一瞬、治すのは一生かかるくらい。
なので、治すのは時間がかかるので、焦らずにゆっくりいきましょう。
焦ると逆効果
うつ病になったら、焦る気持ちを抑えること。
なぜなら、焦ると一番逆効果になる可能性が高くなるからです。
例えばですが、
頑張らないといけない→焦る→うまくいかない→負のループ→落ち込む
急いでも意味がない。うさぎとカメの話で「カメのようにゆっくり進む」。
これが、うつを治す最良の薬です。
絶対に無理はしないこと。焦ると逆効果になりますよ。
気合いでは治らない
うつ病は甘えという人がいますが、絶対にそんなことはないですね。
なぜなら、気合いで治るなら、この世からうつ病はなくなっているから。
うつ病が甘えでない明確な理由は、「脳の病気」だから。
風邪と違い、見た目ではわからないことが多いので、甘えていると思われがち。
私も、引きこもっている時は兄弟や近所の人から嫌な目で見られていたのが辛かった。
なので、うつ病は気合いでは治らないので、注意しましょう。
うつ病の人がゆっくり休むには?
うつ病の人がゆっくりと休むにはどうすればいいのでしょうか?
私も、実家でゆっくり休めたことが一番大きかった。
- 実家に戻る
- 生活保護を受ける
- メールで会話する
- 散歩だけしてみる
実家に戻る
まずは、実家に帰れるなら帰りましょう。
実家なら、「衣食住」の心配をしなくてもいいから。
私もずっと実家暮らしをしながら、たまに働きに行って社会に慣れていきました。
実家に戻る→社会に慣れる→少しずつ元気になる→ゆっくり治す
実家暮らしが後ろめたいという気持ちはわかりますが、家族の人も元気になったら嬉しいと思うので、実家に戻れるなら戻るのがベスト。
「実家暮らし=自立していない」ではないので、全然大丈夫ですよ!
生活保護を受ける
実家暮らしが厳しい人は、生活保護を受けるという選択肢もあります。
生活保護を受けられる人の条件は⬇️
条件 | 内容 |
---|---|
✅ 働けない事情がある | 医師の診断書などで「うつ病により就労困難」と証明できる |
✅ 収入がない or 最低生活費以下 | 失業・長期休職・バイトできない状態など |
✅ 預貯金・資産がない | 貯金や車・不動産など、生活費にあてられるものがない |
✅ 親族などから援助がない | 扶養義務者に確認されるが、実際に支援がないならOK |
生活保護の必要な書類⬇️
- 医師の診断書→ 「うつ病により労働が困難」という記載があるとスムーズ
- 通帳・収入証明・家計の明細書など(資産がない証明)
- 住民票、身分証明書
なので、うつ病になると、生活保護が受けられる可能性は高いので、いったん休むことを最優先にしましょう。
メールで会話する
なかなか、話すのが苦手な人、私もそうでしたが、メールならできる人も多いのではないでしょうか?
そんな方は、メールで会話をする。
もちろん、見るだけでもいいし、返信はしなくてもいい。
- 買って欲しいもの
- 「うん、いいえ」のみ
- 食べたいもの
- おはよう
上記のように、重い話はせずに世間話や軽い話だけすること。
メールでコミュニケーションすることが大切です。
散歩だけしてみる
うつ病の人におすすめしたいのは、散歩する習慣があるといいですよ。
なぜなら、運動と脳は連動しているから。
例えば、
体を動かす→脳も活発に動く→うつが改善される
- 太陽の光を浴びる
- 生活習慣が改善される
- 脳が活発になる
- 気持ちが晴れる
- 自律神経が整う
上記の通りで、散歩だけしてみるだけでもうつに改善されるのでおすすめです。
まとめ
- うつ病の人に周りができることはあまりない
- うつ病の人がゆっくり休んだ方がいい理由
- うつ病の人がゆっくり休むには?
今できることは、ゆっくり休むこと。
時間が解決してくれるので、焦らないことですね。
無理すると逆効果なので、コツコツいきましょう。